こどもの目やに

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子どもは目やにが出やすい!

子どもの目やに子どもは免疫力が未熟で新陳代謝が活発なため、目やにができやすい傾向にあり、風邪や結膜炎、ものもらいや角膜の炎症などさまざまな要因が考えられます。ウイルス性の結膜炎は、感染力が強いはやり目の可能性もあるため、周りにうつしてしまうことも考えられます。そのため、目やにが出たら、しばらく観察し、痛みや充血などの症状が長引いたり、物が見にくいなどの場合はすぐに受診しましょう。

「子どもの目やに」に目薬は使っても大丈夫?

目薬細菌感染した時のための抗菌作用のある目薬がありますが、市販のものと処方のものでは違いますので、自己判断での薬の使用は控えてください。症状が長引く場合は、医療機関を受診してから目薬を使用するのが安心です。

朝(寝起き)目やにで目が開かない…

寝起きの頑固な目やにが続く場合は、鼻涙管閉塞の可能性があります。鼻涙管閉塞とは、鼻涙管に膜がはっていることで涙がたまり、細菌が繁殖して目やにが出るようになる症状です。処方された目薬をさすだけでなく、目やにが出たら濡らしたガーゼでやさしく拭き取ります。

子どもの目やにで考えられる原因・病気

結膜炎

細菌性結膜炎(黄色~黄緑のネバネバした目やに)

インフルエンザ菌や黄色ブドウ球菌などが原因で感染し、発症します。目が充血して黄色〜黄緑色の粘度のある目やにが出ます。原因となる細菌を特定して抗生物質の点眼薬を使用すると1週間程度で治癒することがほとんどです。症状が長引く場合は、涙嚢炎や逆まつ毛などが考えられます。

ウイルス性結膜炎

アデノウイルスやエンテロウイルスなどに感染し、発症します。〝はやり目〟と言われる症状は「流行性角結膜炎」です。また、目やにや充血、まぶたの腫れ、のどの痛みや発熱がなどの症状がみられますが発症して1週間をピークに改善していきます。

アレルギー性結膜炎

花粉やダニ、ハウスダストなど、アレルギー反応の原因となるアレルゲンが原因で、目のかゆみや充血、流涙、目やになどの症状が現れます。身体を守る免疫細胞からヒスタミンという物質が放出され、目の知覚神経を刺激して炎症になるのです。また、症状が悪化すると結膜にゼリー状の目やにが出てくることもあります。

涙嚢炎

涙の通り道である涙嚢で細菌が繁殖し、炎症が起こります。目頭に痛みがあり、目やにが増えます。悪化すると目の周辺の皮膚が腫れたり、熱が出ることがあります。

逆さまつげ(消耗内反症)

まつげが角膜にあたって傷になり、細菌の入り口になるため、目やにや充血などが起こります。また、目をよくこすったり、まばたきの回数が多いなどの行動が多くみられますので気をつけて見てあげることが大切です。3歳頃になっても直らない場合は、まつ毛の毛質が硬くなり、眼球の表面を傷つけてしまうこともあるため角膜炎など深刻なトラブルにつながるケースもあります。

先天性鼻涙管閉塞症

目と鼻をつなぐ鼻涙管閉塞症がふさがってしまい、涙が目にたまってしまう病気です。また、新生児の早期から目やにが目立つため、3カ月健診などで診断されてから治療となるケースもあります。また、涙腺分泌が活発化することで生後12ヶ月以内に自然治癒することもあります。

麻疹(はしか)

麻疹にウイルスに感染すると、発熱以外にもひどい目やにや目の充血もみられます。このような症状が2〜3日続き、この時期は風邪との見分けがつきにくいため注意が必要です。一度熱が下がった後に高熱になり、発疹が4~5日続きます。改善に10日程かかるとてもしんどい病気で、肺炎、中耳炎や、脳炎になる合併症のリスクもあります。現在は予防接種で防げますので、1歳になったらすぐに受けるようにしましょう。

子ども・赤ちゃんの「目やに」の取り方

目やにが出ているときは、お湯で湿らせたガーゼやタオルで目頭からやさしく拭き取ります。目頭など目やにが溜まりやすい部位には、軽く押しつけるようにして拭います。
また、強いかゆみが出ているようなら冷水で絞ったタオルを当てて冷やすと、症状が落ち着きます。

小さなお子さまはかゆみで目の周りを無意識にかきむしることもあるため、傷をつけないように爪を短く切っておくことも大切です。細菌性結膜炎などの疑いがある場合は、家族への感染にも注意しましょう。

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